「肩こりと呼吸の深い関係|オステオパシーで考える横隔膜と自律神経」

はじめに

肩こりというと、
「姿勢が悪いから」
「肩の筋肉が硬いから」
そう思われることがほとんどです。

もちろん、それも間違いではありません。
ですが整体の現場に立っていると、
それだけでは説明できない肩こりをたくさん見てきました。

特に多いのが、
「ちゃんとケアしているのに、なぜか戻る肩こり」です。


肩こり=肩の問題、は本当?

ここで一度、あえて反論します。

もし肩こりが
「肩の筋肉だけの問題」なら、
揉めば・温めれば・伸ばせば
もっと簡単に改善するはずです。

でも実際は、
その場では楽でも、すぐ戻る。

この違いを生む大きな要素が
呼吸です。


呼吸が浅い人ほど、肩がこる理由

呼吸が浅くなると、
本来メインで働くはずの横隔膜がうまく動かなくなります。

すると体はどうするか。

  • 鎖骨まわり

これらの筋肉を使って
代わりに呼吸をしようとします。

僧帽筋や斜角筋が常に働き続ける状態。
これが、慢性的な肩こりの正体の一つです。


オステオパシーで見る「横隔膜」の重要性

オステオパシーでは、
横隔膜をとても重要な存在として考えます。

理由は、横隔膜が

  • 呼吸

  • 血液・リンパの循環

  • 内臓の動き

  • 自律神経

すべての交差点にあるからです。

横隔膜が硬くなると、
体の中の流れが一気に滞りやすくなります。


自律神経と呼吸の関係

呼吸は、
自律神経に直接影響を与える数少ない働きの一つです。

  • 浅く速い呼吸 → 交感神経優位

  • ゆっくり深い呼吸 → 副交感神経優位

常に忙しく、緊張が抜けない方ほど、
無意識に呼吸が浅くなっています。

結果として、

  • 首・肩が力む

  • 内臓が疲れる

  • 回復力が落ちる

こうした状態が続き、肩こりが慢性化します。


栄養を摂っても楽にならない理由

前回のブログで
「栄養は大切だが、それだけでは足りない」
という話をしました。

ここでつながります。

呼吸が浅く、
横隔膜が硬く、
自律神経が乱れている状態では、

摂った栄養がうまく循環しません。

  • 血流が悪い

  • 消化吸収が落ちる

  • 筋肉の回復が追いつかない

その結果、
「食事を気をつけているのに肩がつらい」
という状態になります。


すーさん整体で大切にしている視点

すーさん整体では、
肩こりの方に対していきなり肩を揉むことはあまりありません。

まず見るのは、

  • 呼吸の深さ

  • 肋骨の動き

  • 横隔膜の緊張

  • お腹の硬さ

体の内側がゆるみ、
呼吸が深くなってくると、
自然と肩の力が抜けていきます。

これが、
**オステオパシーの考える“体全体からの肩こり改善”**です。


まとめ

肩こりは、

  • 肩の問題
    ではなく

  • 呼吸・横隔膜・自律神経の結果

として出ていることが多くあります。

栄養を整えることも大切。
でもその前に、
体が栄養を使える状態かどうか

肩こりがなかなか改善しない方は、
一度「呼吸」という視点から
自分の体を見直してみてください。

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