「寝返りをうつたびに腰が痛くて、夜中に何度も目が覚める」「股関節がズキッとして、なかなか寝つけない」——妊娠後期の30代の方から、こういったご相談をよくいただきます。
日中も眠気とだるさが続いて、「もう少しで出産なのに、体がもたないかも」と不安になっている方もいらっしゃるかもしれません。
妊娠中の腰痛と寝方の関係は、実はとても深いつながりがあります。ここでは、骨盤や内臓、筋膜(まく)のつながりという視点から、なぜ妊娠中に寝返りで痛みが出やすいのかを解説し、龍ケ崎の整体院として、どのように身体に寄り添えるかをお伝えします。
寝返りのたびに腰が痛いのはなぜ?妊娠後期の骨盤に何が起きているか
妊娠7〜9ヶ月になると、骨盤まわりにはさまざまな変化が重なって起きています。「なぜ寝返りでこんなに痛いのか」を理解するために、まずその背景を整理してみましょう。
妊娠後期に骨盤まわりで起きていること
- リラキシンというホルモンの影響:出産に向けて骨盤の靭帯(じんたい)がゆるみ、関節の安定性が低下しやすくなります。これ自体は自然な生理反応ですが、同時に骨盤が「ぐらつきやすい」状態になるとも言えます。
- 赤ちゃんの重みによる重心の変化:お腹が前に張り出すことで重心が前に移り、腰椎(ようつい)が過剰に反り返る姿勢になりやすくなります。これが腰の筋肉や関節への負担を増やす可能性があります。
- 仙腸関節(せんちょうかんせつ)への負担:骨盤の後ろにある仙腸関節は、上半身の重みと脚の動きをつなぐ要の部分です。妊娠後期にはここへの負担が増えていることがあり、寝返りのような「片側の股関節を動かす動作」がトリガーになりやすいです。
- 横向きで長時間同じ姿勢が続く:妊娠後期はうつ伏せも仰向けも難しく、横向きで眠ることがほとんどです。長時間同じ側で寝ると、片方の股関節・骨盤まわりに持続的な圧がかかりやすくなります。
Q&A|骨盤と寝返りの痛みについて
Q. 寝返りのときだけ痛いのは、何が原因ですか?
寝返りは骨盤を一方向にひねる動作です。妊娠後期にはリラキシンの影響で骨盤の靭帯がゆるんでいるため、ひねりへの抵抗力が下がっている可能性があります。加えて、長時間横向きで寝ることで片側の筋肉や膜に偏った緊張が生じやすく、動き出した瞬間に痛みが出ることがあります。個人差がありますので、痛みが強い場合は産婦人科にもご相談ください。
Q. 股関節まで痛いのは骨盤と関係がありますか?
はい、関係していることがあります。骨盤と股関節は解剖学的に隣接しており、骨盤が傾いたり不安定になると股関節の動きにも影響が出やすいです。特に大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)や梨状筋(りじょうきん)などの深部の筋肉は、骨盤の位置が変わると緊張しやすいと言われています。妊娠中はこれらへの負担が増えていることがあります。
「寝方」が腰痛を悪化させている?妊娠中に体に負担をかけやすい姿勢の話
妊娠中の腰痛と寝方は、切り離せない関係にあります。「ただ横向きに寝ているだけ」と思っていても、実は細かい姿勢の違いが腰・骨盤への負担を大きく左右することがあります。
妊娠中の寝方で負担が増えやすいパターン
- 骨盤が前後に傾いたまま固まっている:仰向けで眠れないため横向きになるとき、骨盤が前に傾いた(前傾)状態のまま固まっていることがあります。この状態で朝まで過ごすと、腰椎の関節や周辺の筋肉への偏った負荷が続きます。
- 上側の膝が落ちている:横向きに寝たとき、上側の脚の膝がだらんと前に落ちていると、骨盤がひねられた状態が続きます。この姿勢は仙腸関節や股関節に継続的な負荷をかけることがあります。
- 枕の高さが体型に合っていない:妊娠後期はお腹の重みで肩や肋骨まわりの可動性も変化します。枕が低すぎると頸椎(けいつい)から胸椎(きょうつい)にかけての緊張が腰まで波及することがあります。身体はつながっているため、首の位置が腰の負担に影響することもあります。
- ずっと同じ向きで寝続ける:寝返りが痛いからといって同じ側を向き続けると、そちら側の筋肉や膜が持続的に圧迫されます。痛みを避けようとするあまり、逆に全体の循環が滞りやすくなることがあります。
Q&A|寝方と腰への負担について
Q. 左向きがよいと聞きましたが、なぜですか?
妊娠後期は子宮が大きくなるにつれ、仰向けで大きな血管(下大静脈)が圧迫されやすくなるため、左向きが推奨されることがあります。ただし、長時間左向きのままでいると左側の骨盤や股関節に集中的な負荷がかかることがあります。産婦人科の指示を優先しながら、体が許す範囲でこまめに位置を変えることが大切です。
Q. 枕やクッションで変わることはありますか?
クッションを膝の間に挟むことで、骨盤のひねりが軽減されることがあります。膝が落ちにくくなり、仙腸関節への偏った負荷が和らぐ場合があります。ただし、これだけで全ての不調が解消するわけではなく、骨盤や筋膜の状態によって効果には個人差があります。あくまで補助的な工夫とお考えください。

鈴木大樹すずき だいき
柔道整復師(国家資格)/オステオパシーの専門校で学んでいます
茨城県龍ケ崎市で、妻・佳代とふたりで整体院を営んでいます。
痛いところだけで終わらせず、どこから来ているのかを一緒に探していきます。
※当院で行うのは整体です(柔道整復の施術ではありません)
気になることがあれば、ご相談ください
どこが、いつから、どんなときに。
伺うところから始めます。ご質問だけでも構いません。
平日 9:00〜21:00(最終受付20:00)/土曜 8:30〜15:30 完全予約制
骨盤・内臓・膜のつながりから考える、妊娠中の腰痛の本当の上流
すーさん夫婦の龍ケ崎整体院では、オステオパシーの考え方を学びながら施術に取り組んでいます。オステオパシーの根本には「身体は一つの統合されたユニットである」という全体論があります。この視点から、妊娠中の腰痛の「上流」を考えてみます。
腰痛の原因は「腰だけ」にあるとは限らない
解剖学の知見(ネッター解剖学・プロメテウス解剖学など)を参照すると、腰椎まわりには骨・靭帯・筋肉だけでなく、筋膜(きんまく)という薄い膜組織が全身を包むように連続していることがわかります。Carla Steccoらの研究でも、筋膜は単なる「包み紙」ではなく、力を伝達し全身のバランスを整える重要な組織として注目されています。
妊娠中は子宮が大きくなるにつれ、お腹の中の内臓も圧迫・変位(いどう)します。内臓を包む膜(腹膜や腸間膜など)は、腰椎や骨盤底筋(こつばんていきん)と連続しています。すーさん夫婦の龍ケ崎整体院の臨床経験では、腰の奥のだるさや痛みが、骨盤内の緊張や横隔膜(おうかくまく)の動きの硬さと関連していると感じるケースが少なくないように思われます(あくまで臨床上の傾向であり、医学的事実として断言するものではありません)。
三軸で身体を整える視点
- BODY(構造・内臓・頭蓋):骨盤の左右差・仙腸関節の動き・内臓膜の緊張・横隔膜の可動性など、構造的な歪みにアプローチします。
- MIND(食事・自然療法):妊娠中は腸内環境や栄養状態も身体全体に影響します。腸の働きが低下すると腹圧が高まり、腰への負担が増す可能性があります。食事や生活習慣についても、施術の中でお話しすることがあります。
- SPIRIT(全体性):出産への不安や睡眠不足によるストレスは、筋肉の緊張を高めることがあります。身体と心は切り離せないという視点で、安心できる場所として寄り添うことを大切にしています。
現代医療は妊婦さんの安全を守る上でとても重要です。「病院では異常なしと言われたけれど、つらさは続いている」という方に向けて、現代医療では見えにくい領域——構造・膜・内臓のつながり——からアプローチできるのが整体(オステオパシー的アプローチ)の強みだと考えています。
また、龍ケ崎市内で龍ケ崎の腰痛のご案内にも、このような全体論的な視点でのアプローチが役立つことがあります。
Q&A|膜・内臓と腰痛のつながりについて
Q. 内臓が腰痛に関係するとはどういうことですか?
内臓を包む膜(腹膜・腸間膜など)は腰椎や骨盤底筋と連続しています。子宮が大きくなると周囲の膜に張力がかかり、それが腰まわりの緊張として現れることがあります。これは「内臓が悪い」ということではなく、妊娠による構造的な変化として起きることです。膜のつながりを整えることで腰への負担が和らぐことがあります。
Q. 横隔膜と腰痛に関係があるとはどういうことですか?
横隔膜は呼吸筋であると同時に、腰椎に直接付着しています。妊娠後期はお腹が大きくなり横隔膜の動きが制限されやすくなります。横隔膜の可動性が下がると腹圧の調整がうまくいかなくなり、腰への負担が増す可能性があります。施術では横隔膜まわりの膜の緊張にもアプローチすることがあります。
龍ケ崎の整体院が妊婦さんの身体に寄り添うアプローチとは
すーさん夫婦の龍ケ崎整体院は、茨城県龍ケ崎市で夫婦の柔道整復師が二人で施術を行っている整体院です。現在、フランス式オステオパシーの専門校にて学習を続けながら、身体を「全体として整える」アプローチを大切にしています。
妊婦さんへの施術で大切にしていること
- 安全で穏やかな施術:妊娠中の方には強い刺激は使いません。関節・膜・内臓に手を当て、動きを確かめながら整えていきます。
- 骨盤から全体を整える:骨盤の左右差・仙腸関節の動き・骨盤底の緊張など、腰痛の直接的な部位だけでなく、その上流にある膜や内臓のつながりも含めて丁寧に確認します。
- 妊婦さんが安心して話せる環境:施術者は夫婦ですので、女性の方は女性施術者(佳代)が担当することもできます。「なんとなく不安」「うまく言葉にできない」といった気持ちも、ゆっくり聞かせてください。
- 産婦人科との連携を大切に:整体は医療の代わりではありません。産婦人科の指示を最優先にしながら、そこでカバーしきれない身体の不快感や動きにくさを補う存在として寄り添います。
龍ケ崎市内だけでなく、周辺の取手・牛久・土浦エリアからもお越しいただいています。駐車場完備、龍ケ崎郵便局から徒歩2分とアクセスしやすい場所にあります。
オステオパシーについて、もう少し詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
こんな方に来ていただいています
- 寝返りのたびに腰・股関節が痛く、夜中に何度も目が覚める方
- 「病院で検査したけど異常なし」と言われ、でもつらさが続いている方
- 妊娠後期の腰痛で日中もだるく、体力的・精神的に限界を感じている方
- 出産後も含め、骨盤まわりを整えて産後の回復を整えたい方
妊娠中の腰痛と寝方の悩みは、「仕方ない」と我慢しなくていいものです。身体が発しているサインを丁寧に受け取り、整えることで、残りの妊娠期間を少しでも楽に過ごせるようにお手伝いできることがあります。
まずは気軽にご相談ください。龍ケ崎のすーさん夫婦が、あなたの身体に寄り添います。
院の詳細・アクセスはこちらからもご確認いただけます。
Q&A|来院についてよくある質問
Q. 妊娠何ヶ月から施術を受けられますか?
すーさん夫婦の龍ケ崎整体院では、安定期以降の妊婦さんを対象に、安全な範囲での施術を行っています。妊娠週数や体調によって施術内容を調整しますので、まずはLINEやお電話でご相談ください。産婦人科の先生から「安静」の指示が出ている場合は、施術をお断りする場合があります。
Q. 一回の施術で変化はありますか?
個人差があります。一回で「少し楽になった感覚がある」とおっしゃる方もいれば、数回継続してから変化を感じる方もいらっしゃいます。妊娠中は身体が週単位で変化していますので、継続的にアプローチすることで整いやすくなることがあります。焦らず一緒に状態を確認しながら進めていきます。
Q. 夫(パートナー)も一緒に来られますか?
はい、もちろんです。待合スペースでお待ちいただくことも、施術室に同席していただくことも可能です(施術内容により異なります)。出産を控えた大切な時期ですので、安心してお越しください。ご不明な点はLINEでお気軽にお問い合わせください。
💬 まずはLINEで気軽にご相談ください
「どんな症状か相談したい」「料金を確認したい」「一度話だけ聞きたい」——どんな内容でもお気軽にどうぞ。
龍ケ崎市・茨城県内からのご来院はもちろん、遠方の方からのご相談も歓迎しています。
LINEなら24時間いつでも受け付けています。
📝 整体師の「食と身体の記録」をnoteで公開中
HPには書けない深い話——食事・自然療法・オステオパシーの本音をnoteに書いています。
痛風・血圧・肩こりと向き合った3年間の記録、腸と身体の痛みのつながりなど、整体師目線の本気の考察です。無料の記事もあります。
すーさん夫婦の龍ケ崎整体院
📍 茨城県龍ケ崎市愛戸町58-2(龍ケ崎郵便局から徒歩2分・駐車場完備)
🕐 平日 9:00〜21:00(最終受付20:00)/土曜 8:30〜15:30(最終受付12:30)
